1.企業の宿命を理解する
(1)企業規模(従業員数、投下資本額等)が同一であっても経費は毎年増加する。
(2)増大する経費を賄えるだけの限界利益(結果として売上高)の増大をはかり続けなければならない。
(3)縮小均衡(リストラ・減量)をしてもそこから拡大に向かわなければならない。
2.企業の宿命から得られる経営の要点
(1)経費の節減で、企業は生き残ることはできない。
(2)売上高増加が零でも利益が確保できる企業になること。
前年対比で多額な売上増加を必要とする経営は要注意!
(3)売上高の指導原理 ・・・ 「値よくたくさん」
売上高 = 客単価 × 客 数
(値よく) (たくさん)
(4)「値よく」より「たくさん」を重視する
@ 陰の時代 ・・・ デフレ経済
・物価下落
・物が売れない
A 「安く」なければ売れない
B 安く売っても利益を出せる体質をつくること
(5)業種選択の要点
@ 国際競争力のない商品はやがて没落する
A 日本製造業の生き残り作戦
・工場の海外進出
・安い原材料、半製品、製品の輸入
B 輸出主体 → 国内消費主体への転換
(6)商品開発・業種転換の要点
@ 本業から離れるな!
A 本業を続けるな!
B 本業の中身を変えよ!
(7)営業力重視
@ 販売なくして事業なし
A 競争相手の2倍の営業マンを持つ ・・・ 並みの人作戦
B 全員営業マン制度
株式会社大平経営会計事務所
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